おたく Back Again

声優・歌手などなどを推してるおたくです

2022年アイドル撮可に最適なカメラ・レンズ SONY編

めちゃくちゃ長くなったので最初に結論だけ書きます。アイドルの撮可に最適なボディはSONY α9(中古)、レンズはTAMRON70-180mm35-150mmでも可)です。2022年6月時点では合計33万ほどでした。

1年半ぶりに記事を書こうかなと思い立ちました、どうもオタクです。

本編に行く前に現在のオタク活動について書いておこうと思います。

まず声優界隈についてはほぼ他界状態ですね。コロナでほぼイベントができなくなってしまったことが大きいかな、と。一応声優3推しの配信は有料会員登録残してますがリアルイベント行くほどではなくなってしまったというか…去年は行ったんですけどね…

地下アイドルについては歌1推しはやはりコロナで活動がかなり制限されてしまったのと、その前から方向性が変わってきていたこともあり他界です…

歌2推しはグループが解散してしまいました…あと最近結婚しましたね…おめでとうございます。結構ガッツリ推してた推しメンの結婚は初めてでしたがやはり他界状態だったこともありダメージはなかったです。本当に心からおめでとうなんですが現状何も活動をしていない様子なのでどうやって生活してるんだろう?と純粋に不思議です。実家が太いのか…?

歌3推しは後で書きます。推しメン…

歌4推しは現在も活動を続けていますがやはりコロナで活動がかなり厳しくなり東京にはあまり来なくなってしまいました(地方在住)。来たときにはライブには行きますが自分的にも全盛期の頃のような推し方ではなくなりましたね。元々ガッツリ推すのは1年くらいでその後はゆるく長く推すというのが自分のやり方なのでそちらに移行した感じです。推しメン頑張れ。

歌5推しはグループとしてかなりスケールアップしましてもう少しで地上行きかな?というところまで来ました。嬉しいですね。今回記事を書こうと思ったのは歌5推しに関連しています。

ry9758.hatenadiary.jp

以前カメラについての記事を書いたのがもう4年前になるんですね…この時はまだ歌5推しとは出会ってないんですね。

ちなみに歌1推しは自分が通っていた頃は撮可(その後撮禁になったようです)、歌2推しは基本撮禁で特殊イベント時のみ撮可、歌3推しは完全撮禁、歌4推しは撮可もあり、歌5推しは基本撮禁、リリイベと特別に許可が出たときのみ撮可です。

この歌5推しのグループは年に2回ほどCDリリースがあり、タワレコなどでリリイベがあります。その際には撮可になるんですね。で、ハマったときがちょうどリリース時期で推すと決めた翌日から怒濤の8日連続リリイベとかありまして。自分も1日を除いて毎日通っては撮影していました。歌5推しは元々顔面がめちゃくちゃ良い!という所からハマっていたので撮影できるのが嬉しかったんですよね。

ただしリリース期間が終わると通常のライブはほぼ撮禁です。リリースは年2程度なのでそれ以外の期間はほぼカメラを使うことがないという状態が2年ほど続きました。

この間使っていたカメラはSONYRX10m2という機種です。1インチセンサーを搭載し、24-200mmの焦点距離にF2.8通しの明るいレンズというコンデジの中ではライブ撮影に適した機種だと思います。実際にライブハウスでの撮影となるとやはり一眼と比較してセンサーサイズが小さいため暗い写真ばかりになってしまいなかなか厳しかったのですが、昼間の屋外だと一眼に負けない写真が撮れていたと思います。

いつかは一眼に移行するだろうな、と思いながらも予算的になかなか厳しいな、というのと狙っている機種がなかなか値段が落ちなかったんですね。ちなみに当時狙っていた機種は同じくSONYα7m3です。RX10m2を購入したときには既に発売されていた機種で当時23万程度で性能から考えるとむしろ安い方だったのかもしれませんが、カメラ初心者の自分にはその金額(+レンズ代)はちょっと出せないなと感じていました。

あ、これ長くなります。まだ全然本題に入れそうにないですすみません…

α7m3の値段が下がったら買い替えたいな、と思い相場ウォッチを続けていたのですが全然落ちなかったんですよね…結局発売から4年経って後継機のα7m4が発売されているにもかかわらずむしろ値上がりしてる?状況です。どうなっているんだ…

RX10m2を導入した2018年はその前に使っていたRX100と比べてとてもいい写真が撮れました。焦点距離が伸びてAFも速くなり顔認識や瞳AFが使えたので顔にピントが合った写真が撮れやすくなりました。歌3推しがソロでイベントに参加した際に撮可となり撮れた写真は今でもお気に入りです。2019年も割と満足していましたね。2020年頃から厳しい環境(暗い・遠い)での撮影が増えてきて機材的に厳しくなってきたかな?と思い始めました。また他のオタクが撮る写真を見る機会が増え、画質の違いに落ち込むことも…

とはいえ自分が狙っている機種は本体とレンズで30万からとそう簡単には手を出しにくい額。さらに言うと推しの撮影以外には写真を撮るつもりが一切ないし興味もないという自分の特性も。買ったはいいが撮可現場がないという可能性もあったのです。メインで通っている歌5推しは年2のリリイベ以外はほぼ撮禁。もし、もしですよ?買った直後に解散してしまったら?それはおおげさとしてもリリイベも撮禁です!とかなったらもうどうすることもできないんですよ…

自分の性格上、1インチセンサー機からAPS-C機に買い替えても多分すぐ画質他もろもろに満足しなくなりフルサイズに行きたくなる…だったら最初から一気にフルサイズ!と思っていたのですが2021年前半の撮可を経てこれはいつまでも待っていられない、今出せる予算で買い替えしてしまった方がいいのでは?と思い始めました。ここでAPS-C機を検討し始めます。

狙いを付けたのはα6400。発売当時はフラグシップ機だったα9の超速AFを受け継ぐというこの機種がボディのみで12万程度、これにフルサイズ用のレンズ(狙っていたのはTAMRONの70-180mm)を付ければ焦点距離は1.5倍の270mmまでいける。フルサイズ用レンズを選択するのは今後フルサイズ機に移行するつもりだから。またRX10m2を使っていて満足できなくなっていたAF性能と望遠の問題を解決できる、と踏んだ選択でした。店頭でも実際に触ってみてα6400のAFに納得し、やはりこれだな!というところまで来ていたのですが…

時間つぶしにたまたま立ち寄ったソフマップの中古カメラコーナーで衝撃を受けまして…2021年の夏頃でしたが4年前のフラグシップα9が中古で20万程度だったんです…え?え?なにこれ?新品と中古の違いがあるとは言えα7m3より安い?後継機のα9iiが発売され、フラグシップ機の役割はα1に譲り渡し、完全に前世代機になっていたとはいえ写真撮影においてはまだまだ現役どころかトップクラスの性能だと思われるα9がこの値段…あれ?これα7m3で考えてた予算(30万)でα9いけるんじゃ?と思い始めました。

さすがにその場で購入は思いとどまりましたがそれまでウォッチしていたα7m3をα9の中古に切り替え相場をウォッチしつつα9の性能を再度調査。調べれば調べるほどα9の良さが目につく…ただし在庫についてはかなり変動していてちょっと安くなると一気に在庫切れになるほど。同じように狙ってる人が多かったんですね。

さらに2021年末にはα7m4が発売されました。性能と値段次第ではこちらでも?と思っていたのですがまずお値段が35万程度と前世代機のα7m3(発売当時22万)からかなり上がっておりこの時点で候補からは外れました。

さあここからはα9一本に絞ってあとはタイミングのみだな、というところまで来ました。2022年に入り最初の撮可は1月のリリイベだったのですが…1回目参加したところで自分がコロナにかかったようで…高熱が出たのは1日だけで翌日からは在宅で仕事もしていたのですが、さすがに現場に行くのは、ということで無念の自粛…

この時気付きました。もしかして今後撮れる機会ってそんなに多くないのでは?ということに。歌5推しのグループは地下アイドルとしてはベテランと呼ばれるくらいには長く活動しています。今は順調に活動していますがいつ解散してもおかしくない年数が経過しています。メンバーの方向性や事務所の状況などでいつ終わってもおかしくないのが地下アイドルです。今回は自分の都合で撮れなかったわけですが、事務所の意向で撮禁になったり解散という選択肢だってなくはないのだと…

年2回のリリースとすると次は夏過ぎくらい、その頃には買っておきたいと思い相場チェックを続けました。相場自体はほぼ20万前後で安定していたのですが在庫数が安定しませんでした。α7m4が発表され、性能的にα9からの買い換えが進み在庫が潤沢になるかと踏んでたんですが実際には値段を見てα9からの買い換えはさほど起こらず、むしろα7m3からα9への買い替えがあったのかもしれません。この時期中古の球数は少なかったです。半導体不足?の影響で新品もなかなか購入できない状況があったので中古をおさえるという人もいたのかもしれません。

そんなこんなで数ヶ月ほど経過したある日にリリース情報が!予想より3ヶ月くらい早い!しかしよく考えてみると予想していた7月8月はアイドルにとって大きなフェスが多数開催されるかき入れ時。そこにさらにリリースを重ねるとアイドルもスタッフも過労死してしまいます(笑)その前に入れてきたのは正解です。

あとは撮可があるかどうかです。が、いつもなら公式から撮可のお知らせが出ていたのが今回は出てこない。もし撮禁なら買う意味は無いのでギリギリまで待ってみましたがやはり情報が出てこない。現場に行ければマネージャーさんに「撮可ですか?」と聞けるのですがこの時期はツアーでライブ自体が少なく、またツアーファイナルは大きなワンマンだったためマネージャーさんに接触する機会もありませんでした。タイムリミットが近づき「どうする…?もう買っちゃう…?でもダメだったら33万が無駄に…」結局ギリギリのタイミングで推しメンのSNSで質問コーナーがあったのでそこで本人に問い合わせるという…おそらく推しメンがスタッフさんに確認してくれて「撮影OK」をアナウンスしてくれました。ありがとう推しメン…

これで購入の障害はなくなったので注文です。SONY α9(中古)、レンズはTAMRON70-180mmを購入しました。2022年6月時点で約33万でした。ちなみにこれを書いてる2022年11月現在でもほぼ同じ値段で購入できますがレンズの方は取り寄せになってますね…購入時点ではまだそこまで品薄ではなかったと思うんですが最近はカメラ本体もレンズも品薄だったり予約しても数ヶ月先まで入手できないなどあるようです。タイミングがよかった…

ちなみに購入はリリイベ開始日の3日前、到着は当日の午前中で本当にギリギリのタイミングでした。もろもろの設定を詰める時間もなくとにかく最低限の設定だけして(音を全部消すとかSS・ISO上限・F値の設定)リリイベに向かいました。これずっとSONYのカメラを使ってたから時間がなくてもなんとかできたんですが、他社からの乗換だったら間に合わなかったかもしれません。設定メニュー系は慣れないとどこにどの設定があるのか、メニューから選ぶのかダイヤルなどのハード側で設定するのかとか難しいですよね…

そんなこんなで計7日間の撮可リリイベをこなしたわけですが、なぜα9がアイドル撮可に最適なのかを書いていこうと思います(ようやく本題です…)

  • AFが速い&瞳AFが最強

もうこれに尽きるといっても過言ではないのですがマジでAF最強です。5年前にこれができてたってのが本当にすごい。画角内に人物がいればシャッターボタン半押しで瞳AFが勝手に効きます。これ大事。RX10m2のときは別のボタンにカスタムで瞳AFを設定してそこを押しながらシャッターを押すという2つのボタン押下が必要でした(もしかしてシャッターに設定できたのか?)。これが結構面倒というか右手でカメラを支えながらボタン1つ押しながらシャッターも押すってなかなか大変だったのですよ。これがシャッターボタン1つで何も考えずにできるようになったのは本当にすごい。

さらに瞳AFの精度がめちゃくちゃ高いです。RX10m2のときはかなり顔に寄ってないと瞳AFは効かなかったのですがα9は画角内に人物がいればほぼ瞳AFが効いてる感じです。顔認識になる場面がかなり減りました。そして動体にも瞳AFがガンガン効きます。これがライブアイドル撮影にはめちゃくちゃ有効です。RX10m2のときはライブ中(踊りながら歌っている状態)は瞳AFはおろか顔認識もほぼ効かず、フォーカスポイントを指定してそこに顔を入れて撮るというやり方が多かったのですが、α9ではライブ中でもガンガン瞳AFが効くので基本シャッター半押ししとけばカメラが勝手にやってくれるという感じ。撮影テクニックというものは必要ないです。昔からのカメラ好きな方はこういうのキライそうですが自分は推しメンが綺麗に撮れればそれでいいので難しいことは全てカメラにお任せしたいです。そういう撮り方をする人にはα9は最適です。α9が動体最強カメラと言われるわけです。

  • フルサイズセンサーで暗所でもまあまあ撮れる

ライブハウスは基本暗いので明るいレンズがないと、とよく言われます。これは半分正解で半分不正解だと思っています。というのもライブハウスは基本照明がしっかり当たります(場所によります。暗いハコは本当に暗いです…)。スポットがしっかり当たったときはかなり明るいです。で、こういう明るい場面では暗いレンズでもそれなりに撮れます、フルサイズセンサーなら。1インチセンサーだったRX10m2はこれが全然ダメだったんですよね…スポットがしっかり当たっても暗い。ISO上げないと暗すぎてAFすら全然効かないんだけどISO上げれば当然ザラつきますよね…ガッカリ写真ばかり量産されていたんですが、それが大幅に減りました。センサーサイズが大きいとそれだけ光を多く取り込めるのでISOを上げなくて済みます。結果写真が綺麗になりますね。照明の当たり具合にもよると思うんですが、まさかライブハウスでISO100で撮ってちゃんと写るとは…という衝撃体験がありました。ちなみにISOはどれくらいまでが自分の許容範囲なのかという実験もやってみたんですがSNS掲載程度ならISO5000くらいまでは全然OKでした。PCで等倍表示とかするとさすがにザラついて見えますが…とはいえあまり上がりすぎるのは好きではないので上限1600に設定しています。暗いなってときは3200とか6400にすることもありますがそういうときは基本諦めですね…

  • 連写最強&ブラックアウトフリーで動体を見失わない

ライブ撮影はいわゆる「ハイチーズ」ではないので表情を作ってもらうことはできません。踊りながら歌うアイドルを撮影すると当然イケてない表情の写真が量産されます。そのため基本連写で撮り、後から表情を確認してイケてる(盛れてる)写真をSNS掲載などには使います。間違っても半目や微妙に口の開いた写真などを載せてはいけません。α9は電子シャッターで秒間20コマ撮れます(ただし純正レンズの場合、他社製レンズだとそこまでの速さは出ないそうですが十分速い)。この連写の中からいい表情を選ぶという形になります。連写速度が速ければそれだけいい表情が撮れている確率は上がるので速い方がいいですね。ただし調子に乗って連写しまくってるとバッファが詰まります(後述します)。この曲のこのポーズを撮りたい!みたいなときに詰まって撮れないという事態にならないように適度に使っています。

ブラックアウトフリーとは、シャッターを押したときにモニターなりファインダーが一瞬黒く(暗く)なる現象がブラックアウト、それがないというのがブラックアウトフリーです。当然今まで使ってきたカメラはブラックアウトするものだったので最初はブラックアウトしないことに違和感がありました。え?これ撮れてる?みたいな。ブラックアウトすることでシャッターが切れてるという脳の認識があったんでしょうね。今は画面上に表示される「撮れてるよ枠」みたいなものが点滅表示されるのを見て撮影できてると認識できています。で、ブラックアウトしないと何がいいかって動体をきちんと追えるということなんですよね。ブラックアウトすると一瞬ですが被写体が見えなくなるので、動きが速いと次の瞬間どこ行った?みたいなことがあります。それがなくなると。歌5推しのグループは頻繁にフォーメーション(立ち位置)を変えながら踊り歌うのでファインダーをずっと覗いてると「あれ?推しメンどこ行った?」みたいなことも起こります。ブラックアウトフリーはそれを減らしてくれるという効果があるかなと。必須機能ではないかもしれないけどあると便利、で一回使ってみるともう後戻りできない機能なのかもしれません。

さてここまではα9のいいところを上げてきましたが、少し悪いところというか注意すべき点も上げておこうと思います。自分は使ってみて初めて知った・気付いたということがありました。ネットで見ていた事前情報ではあまり見かけなかったかな、というのを。

いや多分これ当たり前のことだと思うんですけどコンデジ使ってた頃にはあまり気にしてなかったというか。いや、確かコンデジのときも気付いて速いSDカード買った気がするな…

α9を導入して最初の撮可のとき、バッファが詰まるなんてこともよくわかってなかったんですがとにかく連写してたらすぐに撮影できなくなったんですね。自分は非圧縮RAWのみで撮ってるんですが(+JPGはしない)バッファが100枚くらいでいっぱいになってそこから撮れるようになるまでがめちゃくちゃ時間かかったんですよ。ようするにバッファからメモリーカードへの転送に時間がかかってる。なにこれ~~みたいなことツイートしたらカメラに詳しいフォロワーさんが「バッファ詰まってますね、α9だとSDカードも速くないと」と教えてくれまして。ちなみにRAW1枚で50MBくらいありました。コンデジのときは1枚20MBくらいだったので2.5倍ですか…

速いSDカードってなんだ?と調べてV90という規格のカードを買いました(64GB)。1000枚ちょっとしか撮れませんが、過去のリリイベではだいたい1回の撮可で1000枚程度だったのでこれで間に合うかなという。約5000円。ただしこの速いカードにしても詰まるときは詰まります。詰まった後の解消は速いですが結局バカみたいに連写すれば詰まる。

そして自分の撮り方だと64GBは15分程度しか保たないということもわかりまして。この頃リリイベはMC+2曲が撮影可能となっていました。だいたい15分くらいで1000枚は埋まってしまう。もし撮可ライブなどあった場合(ワンマンライブなどは撮影可能席(全編撮影可能)が設定されることが多かったのですが「ライブを見た」という感覚が薄くなることもあり自分はあまり撮可席には入っていませんでした)全然足りないなとは感じていました。

その後歌5推しのグループで全国ツアーが発表され、地方の大きめの会場では撮影可能席が設定されることになりました。となると1時間以上のライブが全編撮影可能になるわけで撮影頻度を減らしたとしてもあと128GB分くらいは必要かなということでSDカードを買い増しました。先に買っていたV90のカードが売り切れていて、他のカードは軒並み高い…結局V60の128GBを7000円くらいで購入。結果的にツアーの撮可ではV90の64GBとV60の128GBに加えて以前から持っていた遅い128GBも使って5000枚くらい撮ってました。速いカードがもっとあればもっと撮れていたわけですが後から見返す・現像するのが大変で…いや楽しいんですけどね。

ということで速いSDカードを用意しましょうという話でした。

長いですね…すいません…自分でも書いてて長いな…とは思ってるんです。多分7時間くらい書いてるんですけどまだ終わらないですし…

  • アイドル撮可に最適なレンズ・焦点距離は?

これはちょっと書いておきたいですよね。で、焦点距離の話をする前にどこから撮れるかについて先に書いておこうかなと。アイドル撮可といっても場所・会場はいろんな種類があって、例えば地上のイコノイ現場なんかだと300mm・400mm・600mmクラスがないとダメなくらい遠い場所から撮ることになるだろうし地下の地下ならもうホント目の前手の届くすぐそこに推しメンがいるという状況だし、ということでまず地上についてはここでは書きません。知らないから。基本地下の話と思ってください。

で撮影する場所ですが自分の場合だとリリイベの店舗やショッピングモールのイベント広場的なところが多いです。ライブハウスだと150~300キャパくらいの小さめのハコからキャパ1000くらいのちょっと大きめのライブハウス。いずれの場合も席運がとても重要で、リリイベなら当日に商品を購入して入場整理券をもらう形が多いと思うのですがここで良番引けないと終わりです。リリイベ会場は大抵ステージが低いので後方になるとオタクの頭しか撮れません。秘密兵器として踏み台を持って行き最後方とか壁際から撮るという方法もあるのですが、踏み台OKってあんまりないですよね。一応持って行って番号ダメならスタッフさんに問い合わせるというのもいいかも。OKなら中途半端な位置から隙間撮りするよりもいい写真が撮れます。望遠は必要ですが…ちなみに自分の場合、縦長なタワレコの最後方からカメラ頭上持ち上げでそこそこ撮れました。70-180mmの180mmでクロップも使ったかも知れません。あとは現像時にトリミング。α9のAF性能に驚いたのはこの時でしたね。え?この距離で瞳AF効くの?みたいな。クロップ&トリミングするので画素数はどうしても足りなくて多少粗い写真にはなりますがSNS掲載なら特に問題なしというレベルでした。

逆に最前に入れてしまうと70-180mmの70mmだと全体は撮れないくらいでした。メンバー全員入れて写すのはほぼムリで、ステージ上の立ち位置次第ですが近い場所だとメンバー2人入って腰の高さくらいまでとか1人で縦で撮ってひざくらいまでとか。あ、今写真見返してたら6人が前後2列に並ぶと70mmでギリ全員入ってますね。自分が最前最端でかなり下がって撮った覚えが。最前入るなら50mmとか35mmくらいが欲しいですね…ちょっと離れた位置で100mmで縦で1人で全身入ります。180mmだと顔アップから上半身くらいまで。

あと室内リリイベはスポットなどの照明がないので意外と暗く感じます。RAWで撮ってるので後から調整はできますが明るいレンズ(f2.8通し)が欲しいです。逆にライブハウスのほうがf6.3くらいの暗いレンズでも照明効果でいい写真撮れたりします。ISOも上がりにくく感じます。

というわけで室内リリイベなら番号次第ではあるけど個人的にはTAMRONの35-150mm f2-2.8が使いやすいかなと思います。最前から後方までまんべんなくとれるレンズのような気が。使ったことないですが。あと高いです(18万くらい)。自分が一眼を検討し始めたときにはなかったレンズなので購入時にもあまり検討には入ってこなかったのですが、35mmからクロップで225mmまで撮れてf2.8なら使い勝手いいですね。値段考えなければ今ならこっちを選んでたかな…70-180mm選んだときは最前入ることをまったく考えてなかったんですよね…毎回番号悪いので…(継続中)ただし最近後方から撮ってるときにクロップで270mmでも足りないと感じることが多いので225mmだと全然ですね…例えば150-500mmみたいなレンズを持ってるなら70-180mmを35-150mmに入れ替えるのは検討できますね(お金はない)。

次に屋外リリイベですがこれは昼間にやるならレンズ暗くてもOKなのでTAMRONの50-400mmが最強なんじゃないかなと思います。まあこれも番号次第ではあるのですが…(どこでもそう)先日屋外昼間踏み台OKのリリイベがありまして例のごとく後方から撮ってたんですが、70-180mmだとクロップして270mmで縦で1人全身って感じでした。個人的には上半身から顔アップを撮りたいので望遠足りないなという感じではありました。まあトリミングすればいいんですが画素数減るからな…自然光最高!ではあるんですが明るすぎるとSSを速くするとか絞るとかしないとなのでいつもと設定が全然違うのが怖くもありました。あとまぶしすぎてメンバーの目が開いてない(笑)

キャパ300程度の小さめライブハウスでは70-180mmがピッタリだったと思います。クロップ270mmで縦で上半身アップ、横で顔アップがちょうどいいくらい(多少トリミングも)。照明効果もあってISOは概ね1000以下で撮れてたのでまつ毛が綺麗に撮れてます(まつ毛が1本1本はっきり見えるかが自分の綺麗に撮れてるかの基準です)。

ちなみにSONY Eマウントで70-200mm f2.8より焦点距離の長いf2.8通しレンズって400mm f2.8以外にないよな…?ヨンニッパは現実的ではないので自分の中では存在を考慮してないんだけど…となるとアイドル撮可においてはナナニッパのほぼ互換機であるところのTAMRON 70-180mm f2.8を最初の1本として持っておくのは悪くないというかむしろ最適解だと思ってるんですよね(ナナニッパ高いし…)。まあ結局自分の撮りたい対象との距離次第だと思うんですけど…

キャパ1000クラスの大きめライブハウスで後方に撮影可能席が設けられたときは70-180mmは無力でした(笑)いや無力は言い過ぎか…ライブ中の決めポーズのところで6人全員が中央に集まってるときなんかにはクロップなしの180mmで全員がキッチリ入ってるいい写真が撮れてました。逆に言うとそれ以外では出番なしです。一番寄っても全員入るくらいまでしか寄れないので早々にお役御免となり別に用意していたレンズに交換しました。

このライブは後方に撮可席ありと最初からアナウンスされていたので距離感はわからないものの手持ちの70-180mmではダメだろうと踏んでTAMRONの150-500mmを借りていきました(どんだけTAMRONが好きなんだ…)。これが思ったよりも良くてですね。F値は5-6.7という暗いレンズなんですがライブの照明がかなりいい感じで入っていたのでISO上限1600設定でかなり綺麗に撮れてます。今見返したらISO800くらいでも撮れてるのでそこまで下げてもよかったかもですが、暗い瞬間でも撮れる方を優先したら1600くらいが良さそうです。上限を3200まで上げてしまうと多分画質に納得いかない感じになってしまいそう…だったら暗くても1600で撮って現像で調整したほうがいいかなと。

重量も気になってたんですが1時間半ほど手持ち撮影で特に辛いとは感じなかったですね。純正の200-600mmの互換機扱いだと思うんですが個人的にはかなり良かったです。なんならレンタルじゃなくて常備してもいいかなと思うくらい。とはいえこういう広いライブハウス後方撮可の機会はリリイベ以上に少ないので年に1,2回しか出番がないかもしれないんですよね…

ということで撮影環境と撮りたい対象によって変わるとは思うんですが、自分にとってはTAMRONの70-180mm f2.8が一番使い勝手がいいレンズかなと思ってます。f2.8通しなので暗い場所でも撮れる&クロップ使えば270mmまで撮れる&近くても顔アップ程度は撮れるという感じです。あと現場で撮影中にレンズ交換するのって結構難しいなと感じたというのも付け加えておきます。交換してる時間は撮影できない&慌てるので扱いが雑になって怖いという。であれば最大公約数的なレンズがいいのかなと。まあそうなると一番最大公約数的なレンズは屋内なら35-150mm、屋外なら50-400mmのような気もしますが…その屋内・屋外も含めて最大公約数を取ると70-180mmになるような気もします。自分の場合ですが…

長かった…終わった…か?もういいか…書き足りないことが見つかったら別記事にします。最後までお読み頂いた奇特な方、ありがとうございました。アイドル撮可に最適なカメラ・レンズはSONY α9とTAMRON 70-180mmです。